ドキュメンタリー映画「牛の鈴音」

ドキュメンタリー映画「牛の鈴音」について。


―「牛の鈴音」パンフレットより―

《15年の寿命と言われる牛が40年も生きたのは奇跡なのだろうか。
チェ爺さんの耳にいまも牛の鈴音がやさしく響く。》

79歳になる農夫のチェ爺さんには、30年間も共に働いてきた牛がいる。牛の寿命は15年ほどなのに、この牛は40年も生きている。今では誰もが耕作機械を使うのに、頑固なお爺さんは牛と働き、牛が食べる草のために畑に農薬をまくこともしない。…


《「ないこと」、「遅いこと」が、こんなにも美しく温かい。》

老いた農夫と一頭の牛の暮らしを見つめた本作は、主人公のお爺さんの農業のように、「ない」ものが多い。ドキュメンタリーの定番であるナレーションがない。大きな事件もおこらない。政治的メッセージもない。スクリーンに映るのは、韓国の田舎の美しい四季、無愛想で頑固な老人、口喧しいお婆さん、山のような薪を背負い働く老いた牛。すべては、よろよろとした足取りで荷車をひく老いぼれ牛の動きのように、ゆっくりとしている。それは忘れてしまった温かいものたち。「ないこと」「遅いこと」は『牛の鈴音』を特別なものとし、きっとあなたの胸にも響く。


《“この映画を見て泣かない人はいない”と地元紙が伝え「牛の鈴症候群」と呼ばれる社会現象になった傑作ドキュメンタリー!》

●スター主義の韓国でドキュメンタリーがヒットするのは異例中の異例。たった7館でスタートし、口コミが広がり公開37日目に動員100万人を達成すると、わずか9日後に200万人突破。最終的には累計約300万人。…
●動員数を韓国の人口で計算するとおよそ15人に1人。…


静岡県では、3月20日(土)から4月16日(金)まで、浜松市中区田町の「シネマイーラ」で上映されます。



春、やさしく温かく、せつないストーリーを見に行こうと思います。





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Posted by MURAKI. at 2010年02月15日21:42

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